担任助手 福原先生からの激励メッセージ


受験生の皆さんへ

担任助手の福原です。まずは、共通テストに向けた勉強、お疲れ様でした。

私から皆さんにお伝えできることはそれほどないのですが、一つだけ。
「受験」と聞くと、他の受験生と比較され、その人より劣っていたら不合格。というイメージはありませんか?
確かに、あながち間違ってはいないのですが、私の場合、この考え方で行くと、自分の実力が発揮できないことが多かったです。なぜなら、私たちが考える「他の人の実力」というのは、多くの場合、自分の中で過大評価しているからです。試験会場にいくとその気持ちは大きくなります。ですが、東進で勉強してきたみなさんには、ぜひ、「自分が」納得する試験の取り組み方をしてください。

私事ですが、私も先日、大使館で働くための試験を受験しました。周りには、フランス語やアラビア語が話せる人もいれば、あらゆる分野に精通した方々がたくさんいます。もちろん、試験当日は緊張しましたが、それよりも、120分の筆記試験と語学試験を解き終わったときには「ここまでの努力をしてもだめなら仕方ない(笑)」と思えました。なぜなら、そう思えるくらいの勉強はしてきた、私の努力はきっと実るはず!ということを証明したい思いが強かったからです。ですので、最終的には、周りよりも自分に集中でき、無事に、大使館での勤務が決まり、3月くらいからエチオピアというアフリカの国で働くことが決まりました。

皆さんは、受験を通して、合格はもちろんのこと、それを自分の糧にする権利があります。世の中には「大学に行かない」という選択肢もある中で、皆さんは「大学に行く」という選択をしました。当たり前のように選んだ道かもしれませんが、そういう選択ができる環境に感謝をしてみてください。辛い受験勉強も、もしかしたら、少しの感謝に変わり、成長した自分に出会えるかもしれません。

皆さんの受験を心から応援しています。

福原
2022年1月8日